結婚相談所で決まった娘の結婚
活動を始めた経緯
次女が結婚相談所で活動をしたいと言ったのが2021年の8月。
その時23歳だったため、まだ早いんじゃない?と話をしました。
私自身も23歳で結婚したので何言っちゃってるのかってところですが、中途半端な気持ちだったら相談所に登録している方に失礼になるよといった気持ちがあったのも正直なところですが、今思えば『ほんとにお嫁にいっちゃうかもしれない』ということに危機感を感じるような・・
平たく言えばそんな寂しいような気持ちがあったのかもしれないですね(;^_^A
けれど娘の真意を聞いたところ、いつも会員の皆さんが素敵な人とめぐり会って幸せな結婚をしていく様子を見聞きしていたことや、姉である長女の幸せな様子を見ているうちに、自分も家庭を持ちたいと思ったと真剣に話してきたので、それではやってみようか、1年くらいはかかるかもしれないからねと言って活動を始めました。
初めてのお見合い
活動を始めると、今までの生活では出会わなかったような方とのご縁があります。
娘の場合もそうでしたが結論からお伝えすると、結婚に至った相手は娘が初めてお見合いをした人でした。
後から我が家の婿様に聞いた話ですが(以下A君)お見合いでの娘はとっても緊張をしていたらしく、普段から物事に動じない落ち着きのあるA君ですが、娘の手振り身振りの緊張ぶりにつられて、自分も緊張をしてしまったと話してくれました。
態度や振る舞い、選ぶ言葉など、隠そうと思っても隠し切れないものだと、この年齢になってわかるようになったように思います。
会員の方皆さんにも伝えていることですが、
『目的はお見合いではなくまずは関わること』
『コンスタントに会うこと』
『日々のLINEのやり取りもちゃんとしていくこと』
といったことも素直に聞いてやっていたようです。
やらないと怒られるからね(笑)
※会員さんには怒りはしません(^-^;
娘は仕事の休みが基本的には平日1日のみ。
A君は曜日の縛りの無いランダムなシフト休で夜勤もあり。
予定を合わせるのが大変なことは予想していましたが、最低でも1週間に一度は会えるようにという私からの言葉を守るため、仕事終わりの時間を活用していたし、彼も同様に夜勤明けで寝ないままでのデートをしたりと工夫をしていました。
これも若いからなせる業、ということなかれ。
学生の頃のお付き合いや職場が同じといった環境でもない限り、大人の出会いは時間を空けずにいかに会うか、会話をたくさんして相手の日常になれるかにかかっています。
若くても若くなくても、みんな同じ1日24時間。1週間は7日間。
結婚という結果につながる方は、『コンスタントに会うこと』『日々のLINEのやり取りもちゃんとしていくこと』という基本的なことがきちんとできている方です。
わかってはいたけれど
デートをして帰ってくるとカウンセラーである私が家にいます。
当然のことながら詳細な報告をしてくれます。というか、良くも悪くもせざるを得ない状況です(;^_^A
私としてはA君のプロフィールを見てそして娘からの報告を聞く限り、とっても好青年で信頼ができる人柄だということ、そして何より娘とは波長が合うと確信していました。(私はいつも直観型です)
けれど押し付けるのも違うので、娘の様子を見たり話を聞きながら会話の内容をアドバイスしたり、違った目線からの考え方を伝えたりしていました。
間は省略しますが、そんなこんなであっという間に距離が縮まって信頼も深まり、お見合いから3か月で成婚退会となりました。
そして、結婚相談所で活動を始めてから8か月後には入籍となったわけですが、こんな風にマッハのごとくご縁がつながるということは良くあることだしいつも見てきていることではあるのに・・
実際に自分の娘がそうなってみると、早すぎて戸惑ってしまうであろう親御さんの気持ちも身に染みてわかりました。
娘が結婚して思うこと
9月に活動を始めて12月に成婚退会をし、5月に入籍と引っ越しをして去年の11月に結婚式がありました。
娘が結婚相談所で活動をしてあっという間に良縁に恵まれるというラッキーな結果となりましたが、これからもずっと結婚相談所を運営していく身としては、お見合い結婚をするという貴重な体験を家族の目線で知ることができたことは、ダブルでラッキーだったなと思います。
「ママ。Aさんは本当に良い人だよ。結婚して本当に良かったよ」
嫁いだ後に娘が言った言葉です。
これで二人の娘が嫁いだので寂しい気持ちも正直ありましたが、娘からその言葉を聞いて大正解だったなと心から思ったし、娘を選んでくれたA君には感謝の気持ちでいっぱいです。
幸せを願う儀式
娘に誘われて紅差しの儀(べにさしのぎ)を執り行わせていただきました。
紅差しの儀がどういった儀式なのか調べてみましたが、もともと紅、つまり赤色は魔よけや厄除けのために昔から使用されてきた色で、神社の鳥居や仏閣の橋などもそこからきているようです。
お祝いの席での「お赤飯」もそのひとつで、小豆を使って米を赤く色づけすることで、ふりかかる邪気を払い幸運が長く続くよう願ってきたそうです。
「紅差しの儀」が持つ意味もまさにその通りで、母親は嫁ぎ先へ送り出す娘が幸せになるように、その身に一切の災いが降りかからぬようにと願っての儀式だそうです。
会員の方が成婚退会するときも、縁あってEccoで活動してくださった皆さまが幸せになるように、明るい未来がありますようにといつも心から願っています。
結婚するって、一人の生活ではなくなるということ。家族が増えるということ。
そんな大事な節目に関わらせていただけるこの仕事ができていることにも感謝をしています。
これからもたくさんの方のご縁つなぎを一生懸命応援していきたいと思っています!